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AST SpaceMobileの巨大衛星、地上との通信に成功–楽天モバイルも採用を表明

2022.09.16 10:31

塚本直樹

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 テキサス州を拠点とする衛星通信会社のAST SpaceMobileは現地時間9月13日、試験通信衛星「BlueWalker 3」と地上施設との通信を確立したと発表した。

 BlueWalker 3は重量1.5tの大型衛星で、地球低軌道(LEO)からスマートフォンと直接接続できる衛星コンステレーションを展開する。同衛星は、64平方メートルにも及ぶ巨大な太陽電池アレイを搭載しているのも特徴だ。AST SpaceMobileはより大型化なサービス衛星「BlueBird」を、100機以上打ち上げる計画だ

 SpaceX(Space Exploration Technologies Corp)の「Falcon 9」ロケットによって、9月10日に打ち上げられたBlueWalker 3。同衛星の状態は現在安定しており、地上施設からのコマンドにも応答している。

 AST SpaceMobileで再興戦略責任者を務めるScott Wisniewski氏は、数週間以内には太陽電池アレイを展開するための、太陽やその他の条件がそろうと発言している。また、その展開には約1分程度しかかからないとしている。

 BlueWalker 3は数週間後に、音声やビデオなどのアプリケーションを含む、スマートフォンとの4G接続および5G接続のテストを行う予定だ。AST SpaceMobileの通信サービスは日本の楽天モバイルも採用を表明している。

(出典:AST SpaceMobile)

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