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ISS、ロシア区画からの空気漏れは依然として継続–修理で改善するも完全には防げず
2025.08.01 14:13
国際宇宙ステーション(ISS)のロシア区画にあるサービス棟「Zvezda」(ズヴェズダ)で空気漏れが継続している。国営通信社TASSが報じた。
ロシアの国営企業Roscosmosで有人宇宙プログラム担当エグゼクティブ・ディレクターを務めるSergey Krikalyov(セルゲイ・クリカリョフ)氏は、Zvezdaで発生している空気漏れは6月に修理が完了し、漏洩率は大幅に低下したが、依然として継続していることを記者会見で明かした。
「空気漏れは継続している。我々は発見と修理の努力を続けており、最近の修理で空気の漏洩率は大幅に減少した。一時は、最後の亀裂を発見して塞いだとさえ考えていたが、長期的な観測から空気漏れが続いていることが示された」
Krikalyov氏は、ロシアと米国の専門家が協力して、できるだけ早く漏れを解消するために作業していると述べた。この空気漏れは2019年に最初に報告され、塞ぐために数回の試みが行われたが、完全な修理にはいたらなかった。

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TASS
ISS構成(JAXA)
