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中国の補給船「天舟9号」、宇宙ステーション「天宮」とドッキング–新型宇宙服も搭載
2025.07.16 14:00
中国の補給船「天舟9号」が宇宙ステーション「天宮」とのドッキングに成功した。
天舟9号はロケット「長征7号」で文昌衛星発射場から打ち上げられた。内部には食料や燃料、さまざまな科学実験機器など、約7.2トンの補給物資が搭載された。これには2着の新型の宇宙服(EMU)も含まれる。
現在、天宮には「神舟20号」で天宮に向かった3人の宇宙飛行士が滞在している。中国国営の中国国際テレビ(CGTN)は「新しい宇宙服は運用寿命が延長されており、宇宙遊泳(EVA)はこれまで3年間で15回だったが、4年間で20回が可能になる」と報じている。
天舟9号は、天宮のクルーを支援するために打ち上げられた、9回目の物資補給ミッション。CGTNによれば、「宇宙ステーションのジムをさらにアップグレードするための、一連の体幹筋トレーニング装置も運ばれる。これは、宇宙飛行士が微小重力下での筋萎縮に対抗するのに役立つ」と述べている。

関連情報
中国有人宇宙飛行プログラム室(CMSEO)発表
CGTN
Space.com
