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小型探査機「CAPSTONE」、地球から約150万kmに到達–有人拠点に必要なデータ収集

2022.09.02 08:00

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の小型月探査機「CAPSTONE」が地球から約150万kmの位置まで飛行したことを、ミッションを運営するAdvanced Spaceの公式Twitterアカウントが報告している。

 CAPSTONEはNASAによる月探査計画「Artemis」の事前調査のために、6月30日に打ち上げられた。そのサイズは電子レンジほどの大きさ。打ち上げから4カ月後に月に到着予定。月周辺有人拠点「Gateway」の事前準備に必要なデータを収集する。

 CAPSTONEはGatewayと同じく、「Near Rectilinear Halo Orbit(NRHO)」と呼ばれる楕円軌道に投入される。月を飛行する6カ月間ではNASAの月探査機「Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)」と連携し、航法や通信の試験も行う予定だ。

 CAPSTONEは7月には一時、通信が途絶した。しかし、その後に回復し、初の軌道修正が行われている。Artemisの初ミッションとなる「Artemis I」は米国時間9月3日の打ち上げを予定している

(出典:NASA/Daniel Rutter)
(出典:NASA/Daniel Rutter)

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