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米宇宙軍、ロッキードにGPS衛星2機を追加発注–契約総額は5900億円
2025.05.30 17:37
米宇宙軍は米国時間5月28日、米Lockheed Martin(ロッキード・マーティン)に衛星測位システム(GNSS)「Global Positioning System(GPS)」の衛星2機を追加発注した。米SpaceNewsが報じている。
今回発注されたのは「GPS III」衛星の21号機と22号機。これらは進化型GPS「GPS III Follow(GPS IIIF)」コンステレーションに属し、軍や民間の利用者に、より高度な「測位・航法・時刻(Positioning, Navigation and Timing:PNT)」サービスを提供する。契約金額は5億970万ドル(約733億円)。
契約発表によれば、2機の衛星は2031年までに納入される。今回の発注は、最大22機までの調達を可能にする既存契約の一部として行われ、宇宙軍はこれまでに12機分のオプションを行使したことになる。契約総額は41億ドル(約5900億円)に達した。
GPS IIIFシリーズはGPSシステムの最新のアップグレード版で、従来型よりもジャミング(電波妨害)耐性を強化し、測位精度を向上させているほか、次世代の捜索救助機能や核爆発検出機器のアップグレードなど追加の機能も備えている。
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