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宇宙事業を本気で学ぶ「アストロキャンプ」、9月開催–4泊5日で現場のスキル獲得
2025.05.19 18:00
学生団体のASE-Lab.は実践型教育プログラム「アストロキャンプ2025夏期」を9月8~12日に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催する。5月19日に発表した。
学生が対象のアストロキャンプは宇宙分野に特化した人材育成が目的の実践型教育プログラムという。2024年春に初めて開催され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や宇宙スタートアップからさまざまな専門性を持った講師を招待して、多くの学生から高い評価を獲得したと説明する。
9月8~12日に開催するアストロキャンプ2025夏は4泊5日の合宿。前回の成果をもとにカリキュラムを進化させ、宇宙機の開発、衛星データの利活用、宇宙ビジネスという3分野の専門ゼミを設置する。
衛星ソフトウェアのデバッグやテスト手法の実践、衛星データを活用した社会課題解決提案、国内外の宇宙関連企業の財務や経営分析と戦略立案といった実践的な課題に取り組む。企業や研究者からの協力、フィードバックを受けながら、現場に即したスキルとビジネス感覚を獲得する構成としている。
今回のセミは、アークエッジ・スペース(東京都江東区)やsorano me(東京都新宿区)、SPACETIDE(東京都港区)が監修。最終日は都内で成果報告会も開催して、スポンサー企業や宇宙関連事業者との交流を通じて次のステップへの道も開かれるとしている。
プログラムの参加対象は高専生や大学生、大学院前期課程に在籍する18~24歳の学生。参加費用は1万5000円(宿泊費や食事、会場利用料を含む)。参加者はプログラムが開催される前に2カ月間の事前研修をオンラインで受ける必要がある。応募締め切りは5月31日。定員は約30人。

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