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日本旅行とJAXAベンチャーのStarry Canvas、宇宙が題材の探究学習プログラムで提携
2025.04.08 17:30
日本旅行とJAXAベンチャーのStarry Canvas(東京都品川区)は、宇宙を題材とした教育機関向けプログラムを共創する。4月8日に業務提携契約を締結したことを発表。共同開発した探究学習の年間プログラムの提供を同日から開始した。
日本旅行は、2020年に宇宙事業を専門とする部署を設置し、宇宙港を核とした地域活性化や将来の宇宙渡航のほか、教育分野での取り組みを進めている。2020年には独自の探究体験コンテンツ「ミライ塾」の提供を開始し、教育機関を中心に述べ1万人以上の学生にプログラムを提供してきたという。Starry Canvasは、2024年にJAXAベンチャーの認定を受けて創業し、宇宙開発に関する専門知見と宇宙教育や広報の知見を生かし、宇宙開発をテーマとした教育プログラムを提供してきているとしている。
2社は連携して、宇宙を題材とした探究学習をより多くに体験してもらうため、文部科学省が示す学習過程に即した内容の教育機関向けプログラムを造成する。
共同開発するプログラムは、ミライ塾が掲げる「宇宙を軸に、文系・理系の生徒が共に興味を持てる全員参加型ワークショップ」という特徴と、Starry Canvasが提供するプログラムが持つ「宇宙の前提知識の有無によらず、誰もが楽しく“リアルな”宇宙開発の世界を体感できるプログラム」という強みを生かす、実際の宇宙開発の現場を舞台にアントレプレナーシップを含めた複数のコンテンツを提供すると説明している。探究学習に求められる課題設定や情報収集、整理・分析、まとめ・表現の反復練習ができ、年間を通じた学習に活用できるとしている。
以下にあるプログラムは全6回が基本構成。学校の要望に応じてプログラム内容は調整できるとしている。
- 人工衛星利活用ワークショップ(ビジネスデザイン思考編)
- 月面開拓ワークショップ~交渉と戦略・国際経済~
- アントレプレナーシップ#1(オリエンテーション:課題設定など)
- アントレプレナーシップ#2(提出課題の返却とフィードバック:1回目)
- アントレプレナーシップ#3(提出課題の返却とフィードバック:2回目)
- 成果発表・振り返り