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NASAが「月面物流」研究で9社と契約–計37億円、大規模な人員の長期滞在を想定
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米航空宇宙局(NASA)は米国時間1月23日、月探査計画「Artemis」(アルテミス)で月面での長期滞在で必要なロジスティクスを研究するために9社を選定し、合計2400万ドル(約37億円)の契約を結んだことを発表した。
契約を獲得したのは、Blue Origin(フロリダ州メリットアイランド)、Intuitive Machines(テキサス州ヒューストン)、Leidos(バージニア州レストン)、Lockheed Martin(コロラド州リトルトン)、MDA Space(テキサス州ヒューストン)、Moonprint Solutions(デラウェア州ドーバー)、Pratt Miller Defense(ミシガン州ニューハドソン)、Sierra Space(コロラド州ルイビル)、Special Aerospace Services(アラバマ州ハンツビル)の9社。
NASAによれば今回の研究では、大規模な人員が月でより長い時間を過ごすことで必要となるロジスティクス、例えば、物資の輸送手段や取り扱い、月面での物資移動、ゴミ管理などのトピックを扱っている。「これらの契約は月面での長期的な探査での宇宙飛行士の日常的なニーズに対応するものだ」とNASAのNujoud Merancy氏は述べている。
NASAは今回の契約を「Next Space Technologies for Exploration Partnerships-2(NextSTEP-2)」として発行した。この枠は、Artemisの有人着陸システムや商業宇宙ステーションの支援など、多岐にわたる取り組みに使用される。
公募では7つの研究トピックごとに最大100万ドル(約1億600万円)、複数のトピックを提案する場合は合計400万ドル(約6億2000万円)の入札制限を設けている。研究は約1年で完了する予定だ。