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ブルーオリジン、大型ロケット「ニューグレン」を2024年内に打ち上げると発表

2024.12.11 16:47

塚本直樹

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 Blue Origin(ブルーオリジン)は米国時間2024年12月9日、次期ロケット「New Glenn」(ニューグレン)を年内に打ち上げると発表した。

 New Glennは全長98mの大型ロケットで、燃料には液体酸素と液化天然ガス(LNG)を使用。エンジンには独自開発した「BE-4」エンジンを搭載し、第1段は25回の再使用が可能だ。

 New Glennの初ミッション「NG-1」では、ペイロードとして「Blue Ring Pathfinder」(ブルーリング・パスファインダー)を搭載。Blue Ringは13のポートを搭載し、3トンのペイロードを静止軌道、月周辺、惑星間の目的地まで輸送することができる。

 NG-1はケープカナベラル宇宙軍基地にある、Blue Originの第36発射施設から打ち上げられる。カプセル化されたペイロードは、ホットファイア後に打ち上げ機に統合される。

 「Blue Ringは宇宙への道を築く上で重要な役割を果たしており、このミッションはBlue Ringにとって重要な第一歩で、我が国に多大な利益をもたらすダイナミックで即応性のある活動を可能にする」と、Blue OriginのPaul Ebertz上級副社長は述べている。

(出典:Blue Origin)

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Blue Originプレスリリース
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