スペースXの「スターシップ」打ち上げ、年間25回を米連邦航空局が承認

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スペースXの「スターシップ」打ち上げ、約5倍の年間25回に–米連邦航空局が承認

2024.11.22 15:06

塚本直樹

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 米連邦航空局(FAA)は米国時間11月20日、Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)による「Starship」(スターシップ)の年間打ち上げ回数を25回に増やすという草案を発表した。

 SpaceXはStarshipの飛行試験を繰り返しており、FAAの草案が発表される1日前となる11月19日に6回目の飛行試験「Flight 6」として打ち上げた。ロケット第2段(上段)エンジンの再点火や第1段エンジン(ブースター)「Super Heavy」(スーパーヘビー)の海上への軟着水に成功した。

 FAAが公開した環境アセスメント(EA)の草案では、Starshipの打ち上げ回数を現在の5回から、5倍となる25回(約2週間に1回)に増やすという同社の要求を承認する。上段のStarshipとSuper Heavyを発射施設「Starbase」に25回着陸させることも承認する。Starshipの5回目の飛行試験では、発射台のアームによるSuper Heavyの空中キャッチに成功している

 FAAが公開したEA草案は、今後の公開会議などで結果が判明する。SpaceXを率いるElon Musk(イーロン・マスク)氏は、FAAの規制でStarshipの飛行試験が遅れ、アメリカの宇宙開発業界の発展が阻害されていると主張していた

統合飛行試験(Integrated Flight Test:IFT)の6回目(IFT-6)となる「Flight 6」として米国時間11月19日に打ち上げられたStarship (出典:SpaceX公式Xアカウント)
統合飛行試験(Integrated Flight Test:IFT)の6回目(IFT-6)となる「Flight 6」として米国時間11月19日に打ち上げられたStarship (出典:SpaceX公式Xアカウント)

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FAA発表
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