NASA、「クルー8」宇宙飛行士の健康問題について沈黙

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NASA、「クルー8」宇宙飛行士の健康問題について沈黙

2024.11.11 18:15

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は、10月に地球に帰還した「Crew-8」ミッションの宇宙飛行士が帰還直後に入院した理由を明らかにしていない。海外メディアのSpace.comが報じた

 Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)によるCrew-8は、10月25日に国際宇宙ステーション(ISS)から米フロリダ沖に着水し終了した。その直後、NASAの3人の宇宙飛行士とロシアの1人の宇宙飛行士が検査のため、フロリダの病院に搬送された。4人のうち3人は同日に退院し、1人は病院に一晩とどまった。

 NASAは、病院にとどまった宇宙飛行士の名前や病気、症状を明かしていない。「医療上のプライバシーを保護し、手続きを秩序正しく進めるために、現時点で言えることはこれだけだ」と述べている。

 Crew-8の宇宙での滞在期間は235日間で、ISSの通常の滞在期間の約6カ月よりも長い。一方でこれを超えて地球を離れていた宇宙飛行士もおり、旧ソ連の宇宙飛行士Valeri Polyakov氏がミール宇宙ステーションに437日間滞在していた記録がある。

米国時間11月9日に開かれた記者会見に登壇したCrew-8の3人。(左から)Matthew Dominick氏、Michael Barratt氏、Jeannette Epps氏。ロシアRoscosmosに所属するAlexander Grebenkin氏は登壇していない(出典:NASA)
米国時間11月9日に開かれた記者会見に登壇したCrew-8の3人。(左から)Matthew Dominick氏、Michael Barratt氏、Jeannette Epps氏。ロシアRoscosmosに所属するAlexander Grebenkin氏は登壇していない(出典:NASA)

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