スペースXの宇宙飛行士輸送ミッション「クルー8」、悪天候で地球帰還を延期

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スペースXの宇宙飛行士輸送ミッション「クルー8」、悪天候で地球帰還を延期

2024.10.15 15:46

塚本直樹田中好伸(編集部)

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 国際宇宙ステーション(ISS)に第71次長期滞在クルーとして滞在している「Crew-8」(クルー8)の宇宙飛行士が米国時間10月13日、悪天候を理由として地球への帰還を延期した。

 宇宙飛行士輸送ミッションであるCrew-8はSpace Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の「Crew Dragon」宇宙船(船名は「Endeavor」)で4人の宇宙飛行士を乗せて3月にISSに打ち上げられた。以前のスケジュールでは10月13日にISSから切り離され、14日にフロリダ沖に着水する予定だった。

 米航空宇宙局(NASA)によれば、Crew-8は着水予定地の天候条件が悪かったことを理由にISSからのドッキングの解除が中止されたという。現時点では、地球帰還の新しい目標日は設定されていない。次の天気予報は、現地時間14日に発表される予定だ。

 Crew-8はハリケーン「ハミルトン」の影響から帰還が1週間近く延期されている。NASAの木星探査ミッション「Europa Clipper」(エウロパ・クリッパー)も打ち上げが延期された。

 SpaceXが宇宙飛行士をCrew DragonでISSに輸送するのは、民間企業のSpaceXが公的機関のNASAと有償で契約している商業乗員輸送計画(Commercial Crew Program:CCP)の一環。

Crew-8で帰還する4人。(左から)ロシアRoscosmos所属のAlexander Grebenkin氏、NASA所属のMichael Barratt氏、 Matthew Dominick氏、Jeanette Epps氏。Crew-8ではDominick氏がコマンダー(船長)、Barratt氏がパイロット(操縦士)を務める(出典:SpaceX)
Crew-8で帰還する4人。(左から)ロシアRoscosmos所属のAlexander Grebenkin氏、NASA所属のMichael Barratt氏、 Matthew Dominick氏、Jeanette Epps氏。Crew-8ではDominick氏がコマンダー(船長)、Barratt氏がパイロット(操縦士)を務める(出典:SpaceX)

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