ニュース
スペースX、「スターシップ」6回目の飛行試験を11月18日に実施へ–前回からわずか1カ月で
2024.11.07 15:06
Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)は次世代ロケット「Starship」(スターシップ)の6度目の統合飛行試験(IFT-6)「Flight 6」を11月18日に実施する。公式サイトで発表した。
Starshipは第1段エンジン(ブースター)の「Super Heavy」(スーパーヘビー)と組み合わせることで、全長121mにもなる巨大ロケットだ。SpaceXは米国時間10月13日に5回目の統合飛行試験「Flight 5」としてStarshipを打ち上げ、Super Heavyを箸のようなアームで空中キャッチすることに成功している。
Flight 6はこれまでどおり、南テキサスにあるSpaceXの施設「Starbase」で実施される。「ミッションの目標は、ブースターを再び発射場に戻してキャッチすること、宇宙にいる間にStarshipの『Raptor』エンジンを再点火すること、Starshipのインド洋上への再突入と降下のための一連の熱シールド実験と、操縦変更をテストすることが含まれる」と、SpaceXは述べている。
Flight 6で打ち上げられるStarshipは、ブースターの推進システムの冗長性が加わり、主要部分の構造強度が高まり、キャッチ成功後にブースターから推進剤を排出するまでの時間が短縮されているという。