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米ブルーオリジン、2機目の「ニューシェパード」で初無人ミッション–打ち上げは延期
2024.10.07 17:21
米Blue Origin(ブルーオリジン)は米国時間10月4日、有人飛行可能な2機目の「New Shepard」(ニューシェパード)ロケットを披露した。
準軌道(サブオービタル)ロケットであるNew Shepardは再使用可能な単段式、カプセルを高度100kmまで打ち上げることで微小重力環境を再現できる。8月には8度目の有人飛行ミッション「NS-26」が打ち上げられた。
2機目のNew Shepardのカプセルは「RSS Kármán Line」と名付けられており、機体の性能や再使用性を向上させる技術のアップグレード、最新の塗装、ブースター内の貨物(ペイロード)の格納機能などが追加されている。
2機目のNew Shepardは、人間を乗せない無人検証ミッション「NS-27」として米中部時間10月7日午前8時(日本時間10月7日午後10時)に打ち上げられる(打ち上げは同社ウェブサイトでライブ配信される予定)。検証用ペイロードとしてブースターに5個、カプセルに7個を搭載する。ペイロードには、New ShepardやNew Glennのために開発された航法システムや月環境で動作するように設計された2つのLiDARが含まれている。
【追記:2024年10月8日】同社は機体に関するトラブルシューティングのために打ち上げを中止したことを発表した。新たな打ち上げ日は近日中に告知するとしている。