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BULL、「アリアン6」ロケットにデブリ化防止装置搭載でアリアンスペースと検討
2024.10.07 12:50
BULL(栃木県宇都宮市)は、開発する宇宙ゴミ(スペースデブリ)化防止(Post Mission Disposal:PMD)装置「HORN」をロケット「Ariane 6」に搭載することについて、欧州Arianespaceと実現可能性の検討を開始した。10月4日に発表した。
PMD装置は運用が終了した宇宙機を軌道から離脱させることが目的。例えば、ロケットの第2段エンジンにPMD装置をあらかじめ搭載しておけば、大気抵抗や電磁力で減速させて軌道上での滞在期間を大幅に短縮できるという。
BULLは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とPMD装置「イプシロンS」ロケットに搭載して、衛星分離後に軌道上に残置される第2段をPMD装置で早期に軌道から除去できるかどうかを検討作業を新事業創出プログラム「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ」(J-SPARC)の枠組みで6月から進めている。