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米スペースパースペクティブ、気球での成層圏無人飛行に成功–商業飛行は26年から
2024.09.25 14:30
米Space Perspective(スペースパースペクティブ)は米国時間9月15日、気球型宇宙船「Spaceship Neptune」(スペースシップ・ネプチューン)による無人での成層圏飛行を完了した。今回が初の無人試験飛行になる。
Space PerspectiveはSpaceship Neptuneによる、宇宙観光サービスを計画している。成層圏となる高度30kmを合計6時間で飛行する。参加者はトレーニングを必要とせず、誰でも申し込めるのがメリットだ。
フロリダ沖の船舶(同社は「海上宇宙港」と呼ぶ)から浮上したSpaceship NeptuneのExcelsior号は、予定どおり6時間をかけ、高度約30kmまで浮上した後に海面に着水し、回収された。Space Perspectiveで創業者で最高経営者(CEO)を務めるJane Poynter氏は、自身も参加する初の有人テスト飛行が2025年に始まると述べた。
料金は1人あたり12万5000ドル。Space Perspectiveによれば、すでに1800人以上がSpaceship Neptuneの座席を予約しているという。商業飛行は2026年に開始される予定だ。将来は、より多くの乗客が収容でき、運賃も安くなる大型カプセルも計画しているという。
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