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NASA、SLSの組み立てからローンチまでの動画を公開

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　米航空宇宙局（NASA）は次世代巨大ロケット「Space Launch System（SLS）」の組み立てから発射台までのローンチの様子を動画として公開している。

　SLSは全長約110mの巨大ロケットで、国際宇宙ステーション（ISS）から月、さらには火星までの探査を視野に入れている。まもなく始まる「Artemis」ミッションでは、宇宙飛行士を月面へと立たせる予定だ。

　今回公開された動画では、SLSが開発された目的、それぞれの部品が輸送され組み立てられる様子、そして発射台へとローンチされる様子などが確認できる。Northrop Grummanが製作したブースター、ケネディ宇宙センターへの列車での移動、コアステージや宇宙船「Orion（オライオン）」の内部構造などが見どころだ。

　SLSは米国時間8月16日、フロリダ州のケネディ宇宙センターの組み立て棟から、時速1マイル（時速1km）というゆっくりとしたスピードで発射台を目指す。問題がなければ、8月29日の打ち上げが予定されている。

　今回の「Artemis I」では、無人のOrionを月周回軌道へと投入する。2024年の「Artemis II」では有人での月周回飛行を、そして2025年以降の「Artemis III」では宇宙飛行士が月へと降り立つ予定だ。