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月探査「アルテミスI」の宇宙船「オリオン」に「ひつじのショーン」が搭乗へ

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　欧州宇宙機関（ESA）と英国の映像制作会社Aardman Animationsは、月探査計画「Artemis I」で月を周回させる宇宙船「Orion」に「Shaun the Sheep（ひつじのショーン）」が搭乗すると発表した（ESA、Aardman）。

　Artemisは、月に宇宙飛行士を送り、月面探査などを実施する米航空宇宙局（NASA）の計画。初ミッションのArtemis Iでは、新型ロケット「Space Launch System（SLS）」でOrionを打ち上げて月を周回させ、最終的に地球へ帰還させる。ESAは、Orionのサービスモジュールの開発を担当している。

　一方、ひつじのショーンは、「Wallace and Gromit（ウォレスとグルミット）」などでも知られるAardmanが制作しているクレイアニメーションのシリーズ作品。Orionに搭乗するのは、ひつじのショーンで主人公を務めた「ショーン」。

　Orionには、各種データを収集するためのダミー人形「Commander Moonikin Campos（ムーンキン・カンポス船長）」「Helga（ヘルガ）」「Zohar（ゾーハー）」と、漫画「ピーナッツ」のキャラクター「スヌーピー」も同乗する。

　NASAは現時点でArtemis Iの打ち上げ候補日として、米東部夏時間（EDT）の8月29日、9月2日、9月5日を挙げている。