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米スタートアップ企業ABL、ロケットの最終試験で火災–エンジンから燃料漏れ
2024.08.28 17:30
米ABL Space Systemsは米国時間8月26日、2機目の「RS1」ロケットで火災が発生した理由について、エンジンからの燃料漏れが原因だったと発表した。
ABLは7月、アラスカ州コディアック島でRS1の打ち上げ前の最終テストを実施。しかし発射台に取り付けられたRS1の下部から火災が発生し、ロケットは失われた。
ABLの発表によれば、RS1は試験で第1段の「E2」エンジンに点火。しかし圧力センサーの故障によりエンジン1基の圧力が低下し、わずか0.5秒後に試験を中止した。エンジンは停止したが、2基のエンジンから漏れた燃料により火災が発生し、発射台のシステムでは鎮火することができなかった。
ABLは火災が発生した原因の詳細を調査するため、カリフォルニア州のモハベ空港でテストを実施している。次回の打ち上げ時期については明らかにしていない。
ABLは2017年設立のスタートアップ企業。小型衛星を打ち上げるロケットとしてRS1を開発している。RS1は地球低軌道(LEO)に1350kgを打ち上げられる能力を目指している。
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