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中国、月面基地に50カ国参加を目指す「グローバルサウスや西側の協力を歓迎」
2024.07.25 08:00
中国は同国が主導する月面基地計画「国際月面研究ステーション(International Lunar Research Station:ILRS)」への50カ国の参加を目指していることが、国営テレビ局中国中央電視台の英語チャンネル「China Global Television Network」(CGTN)で報じられた。
ILRSは2030年代の建設が予定されている月面基地で、2035年以降は有人基地としても利用される。すでに中国やロシアのほか、ベラルーシ、パキスタン、アゼルバイジャン、ベネズエラ、南アフリカ、エジプト、ニカラグア、タイ、セルビア、カザフスタンなど10カ国以上と協定を結んでいる。
中国の月探査計画のチーフデザイナーを務めている呉偉仁氏はCGTNに対して、「我々は50カ国と協力し、500の外国科学研究機関と5000人の外国科学研究員を招き、ILRSの共同建設に取り組むつもりだ」と述べている。
「我々は南半球諸国、BRICS、そして西側諸国を含む、全ての国際協力を歓迎する」(呉氏)
中国はILRSの建設を調整、管理する国際月面研究基地協力機構(ILRSCO)を2023年中に設立すると発表した。しかし、実際に設立されたかどうかは明らかになっていない。ロシアによるウクライナへの侵攻が招いた外交的な圧力から、ILRSのパートナーを惹きつける計画が遅れているとみられている。
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CGTN