米ファイアフライ、キューブサット8機を軌道投入--発射命令から数時間で打ち上げられる能力を証明

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米ファイアフライ、キューブサット8機を軌道投入–発射命令から数時間で打ち上げられる能力を証明

2024.07.05 17:00

塚本直樹

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 米Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)は米国時間7月4日、「Alpha」ロケットによる「Noise of Summer」ミッションを打ち上げた。

 Alphaは全長29mの2段式ロケットで、地球低軌道(LEO)に1030kg、太陽同期軌道(SSO)に630kgのペイロードを投入できる。2023年12月に実施された前回のミッションでは、ソフトウェアのエラーで貨物(ペイロード)が誤った軌道に投入された。

 Firefly Aerospaceにとって5回目のミッションとなったNoise of Summerは、米カフィフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げた。8機のキューブサットが軌道に投入された。これらの衛星は、米航空宇宙局(NASA)のキューブサット打ち上げプログラムにより選ばれたものだ。

 Noise of Summerは、Fireflyが発射命令から迅速に対応できる能力を示すプログラムでもあった。同社は「通常の作業では数週間かかるところ、数時間以内にペイロードを発射台に輸送しロケットに結合する、即応型ミッションを実施した」と述べている。

Alphaロケット第2段からの(出典:NASA LSP公式Xアカウント)
Alphaロケット第2段からの(出典:NASA LSP公式Xアカウント)

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