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月目指す大型ロケット「SLS」、8月18日にロールアウトへ

2022.08.08 17:27

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は月探査計画「Artemis(アルテミス)」計画で使用される大型ロケット「Space Launch System(SLS)」のロールアウトを米国時間8月18日に予定している。

 SLSは全長約110mの大型ロケットで、国際宇宙ステーション(ISS)から月、さらには火星までの物資輸送や有人探査や担当する。Artemis計画の最初のミッション「Artemis I」では無人の宇宙船「Orion」を月周回軌道へと打ち上げる予定だ。なお、同ミッションは8月29日以降の打ち上げが予定されている(関連記事:月探査「アルテミスI」打ち上げ、8月末から9月初めに–無人機の帰還は10月月探査「Artemis I」にダミー人形の「Moonikin Campos」船長が乗船)。

 NASAによればSLSは打ち上げに先立ち、8月18日にケネディ宇宙センターの組み立て棟から第39発射施設の発射台へと移動する。8月29日の打ち上げはSLSにとって初めて、そして2014年に地球周回軌道に乗ったOrionにとっては2回目の打ち上げとなる。

 実際の打ち上げでは、SLSはわずか8分半で大気圏を通過して軌道に乗り、約80〜90分後にOrionを月周回軌道へと投入する。そして同宇宙船による42日間のミッションが実施され、最終的にOrionは地球へと帰還する。

 海上へとパラシュートで着水したOrionは電源を入れたままにして、冷却機能のテストが実施される。その後に数カ月にわたって詳細に分析され、2024年の有人月周回ミッション「Artemis II」や月着陸ミッション「Artemis III」へとそのデータが活用されることになる。

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