米宇宙軍、軍事衛星の開発で民生技術の活用に注目--「細分化」が進んでいく

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米宇宙軍、 軍事衛星で「民生技術」に注目–従来の大型衛星は「細分化される」とも指摘

2024.04.17 14:45

塚本直樹

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 米宇宙軍の幹部が、軍事衛星の開発に民生技術を応用することに注目していると語ったと、海外メディアのSpaceNewsが報じている

 軍事衛星は長年にわたり、すべての機能が1つのユニットに詰め込まれてきた。しかし、このような設計は高価かつ複雑で、適応性も低くなる。また打ち上げコストが下がったことから軍事衛星の能力の分散が現実的となった。

 米宇宙システム軍団(Space Systems Command:SSC)でプログラムエグゼクティブオフィサーを務めるCordell DeLaPena氏は、コロラドスプリングで開催されたシンポジウムで、大型で効果な軍事衛星は「細分化」されるだろうと語った。これには、安全な軍事通信のための「Protected Tactical Satcom(PTS)」と、「全地球測位システム(GPS)」が含まれる。

 PTSでは、より手頃な価格の民間衛星による大規模なネットワークが含まれるだろうと、DeLaPena氏は語っている。GPSでもより頻繁に更新できる小型の民生ベースの測位衛星による、分散ネットワークの構築を目指しているとしている。

DeLaPena氏はSSCで軍事通信や測位、航法などを担当している(出典:SSC)
DeLaPena氏はSSCで軍事通信や測位、航法などを担当している(出典:SSC)

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