「アルテミス2」の宇宙船「オリオン」、試験開始--アルテミス初の有人飛行

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「アルテミス2」の宇宙船「オリオン」、試験開始–アルテミス初の有人飛行

2024.04.16 07:30

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は現地時間4月11日、有人月周回飛行ミッション「Artemis II」で利用される「Orion」宇宙船の電磁干渉試験と電磁適合性(EMC)試験を実施したと発表した。

 Artemis IIはOrionに4人の宇宙飛行士を搭乗させ、月周回軌道を飛行するミッションだ。巨大ロケット「Space Launch System(SLS)」で打ち上げる。当初、2024年11月に予定されていたが、2025年9月に延期された

 米フロリダ州のケネディ宇宙センターに設置された高度チャンバーでテストされた。打ち上げ時にOrionが生成するフィールドと、宇宙由来のフィールドの両方の中で、宇宙船が正常に動作し続けることを目標としている。

 Orionに宇宙飛行士を実際に搭乗させ、飛行するミッションは、Artemis IIが初めてとなる。打ち上げを前にOrionでは高度真空テストや生命維持装置テストなどが予定されている。

(出典:NASA / Amanda Stevenson)
(出典:NASA / Amanda Stevenson)

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