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ElevationSpace、新経営体制に移行–COOとCSOを新設

2022.08.01 16:35

飯塚直

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 国際宇宙ステーション(ISS)に代わる日本初の宇宙環境利用プラットフォームを開発する東北大学発ベンチャーのElevationSpace(仙台市青葉区)は8月1日、8月から新たに最高執行責任者(COO)と最高戦略責任者(Chief Strategy Officer:CSO)を新設し、新たな経営体制へと移行したと発表した。

 COOには宮丸和成氏(防衛大学校 理工学専攻 航空宇宙工学科卒)が就任。人材ベンチャー、物流・流通コンサルティング企業を経て楽天に入社し、主にアジア地区の事業開発責任者、物流事業の立ち上げや立て直し、海外物流子会社の業務統合、事業整理を推進してきたという。

宮丸和成氏

 CSOには河邊尚貴氏(慶應義塾大学 理工学部 物理学科卒)が就く。欧州系経営戦略コンサルティング会社のローランド・ベルガーに入社し、消費財・製造業領域を中心に事業戦略、中期経営計画の策定、新規事業立ち上げ支援などに従事してきたとしている。

河邊尚貴氏

 同社は、東北大学吉田・桒原研究室にて開発してきた10機以上の小型人工衛星の技術をもとに、2021年2月に設立された東北大学発宇宙スタートアップ。小型人工衛星内での宇宙実験や製造を可能とする小型宇宙利用・回収プラットフォーム「ELS-R」の提供を目指し、現在は2023年後半打上予定の技術実証機を開発している。

 代表取締役で最高経営責任者(CEO)は小林稜平氏、取締役で最高技術責任者(CTO)は桒原聡文氏が務めている。新たな経営体制の下、グローバルでの事業開発をより推進するとしている。

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