米ボーイング、宇宙船「スターライナー」に燃料注入--5月に初の有人飛行

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米ボーイング、宇宙船「スターライナー」に燃料注入–5月に初の有人飛行

2024.03.22 08:00

塚本直樹

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 米Boeingは米国時間3月18日、有人宇宙船「Crew Space Transportation-100(CST-100) Starliner」の初の有人飛行に向け、燃料注入を開始したと発表した。

 Starlinerは4人乗りの宇宙船。Boeingは米航空宇宙局(NASA)と「商業乗員輸送プログラム(Commercial Crew Program:CCP)」を契約、宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に輸送する(CCPでは、SpaceXの「Crew Dragon」がすでに実際に活用されている)。2022年5月の無人ミッションでは、打ち上げからISSへのドッキング、地球への帰還に成功した。安全性に問題があるとして、これまで有人での飛行は延期されてきた。

 5月初旬に予定されている有人飛行試験(Crew Flight Test:CFT)」は、米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地からUnited Launch Alliance(ULA)の「Atlas V」ロケットで打ち上げられる。参加するNASAの宇宙飛行士は、ISSでの10日間の滞在を予定している。

 Starlinerへの燃料注入は、NASAのケネディ宇宙センターにあるBoeingの施設で進められている。「作業中、テストチームはセンサーやバブルを含めた宇宙船と、施設内の環境を監視する」と説明している。

燃料が注入されるStarliner(出典:Boeing)
燃料が注入されるStarliner(出典:Boeing)

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