川崎重工、軌道上でデブリ捕獲衛星の技術実証に成功--接近して捕獲機構を伸展

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川崎重工、軌道上でデブリ捕獲衛星の技術実証に成功–接近して捕獲機構を伸展

2024.03.18 14:43

佐藤信彦

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 川崎重工業(川崎重工)は、宇宙ゴミ(スペースデブリ)捕獲技術を検証する目的の人工衛星「Debris Removal Unprecedented Micro Satellite(DRUMS)」で、軌道上での技術実証を成功させた。

 DRUMSは、川崎重工が開発したデブリ捕獲システムを備える超小型衛星。宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「革新的衛星技術実証」2号機のテーマに採択され、2021年11月9日午前9時55分に「イプシロン」ロケット5号機で打ち上げられた。

デブリ捕獲システム超小型実証衛星のDRUMS(出典:川崎重工)
デブリ捕獲システム超小型実証衛星のDRUMS(出典:川崎重工)

 今回の技術実証では、2023年12月26日に軌道上へ放出した仮想のデブリをDRUMSが自律的に追尾して接近し、捕獲機構を伸展するまでの一連を実証することに成功。デブリへ接近して捕獲する衛星の技術に見通しが立ったと説明する。

仮想デブリに接近して捕獲機構を伸展させた際の画像(出典:川崎重工)
仮想デブリに接近して捕獲機構を伸展させた際の画像(出典:川崎重工)

 今後は、技術実証で得た成果を活用し、デブリ除去を含む軌道上サービスの実現を目指すとしている。

 革新的衛星技術実証は、大学や研究機関、民間企業などが開発した部品や機器、超小型衛星、キューブサットにJAXAが宇宙実証の機会を提供するというプログラム。

関連情報
川崎重工プレスリリース

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