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古川聡宇宙飛行士、約200日ぶりの地球で感じた「ある症状」をXで発信

2024.03.21 11:57

小口貴宏(編集部)

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 約200日のISS滞在を終えて3月12日に地球に帰還した古川聡宇宙飛行士は、地球帰還後に感じたある症状をX(旧Twitter)に投稿した。

 古川氏はフロリダ沖に着水後、ヘリコプターと飛行機を乗り継いで米テキサス州ヒューストンへ帰還。1G環境への再適応に向けたリハビリに取り組んでいる。

 地球帰還後の症状については、最初に「宇宙の微小重力環境から地上の1G環境に戻って最初は、首を特に縦方向へ動かすと気分が悪くなった。最初は下を向けないため、靴下や靴を自分ではけず大変だったが、2-3日で改善した」と投稿した。

 「頭は体重の10%程度で、ボウリングのボールくらいの重さだ。それを支えるのが不要だった宇宙の微小重力環境から地上に戻ると、頭を支える首の筋肉がプルプルしているのを最初感じた。また、頭を支える後頚部の筋肉が張って疲れやすいが、日に日に改善していく」(古川氏)

 地上で2〜3日を過ごし、上記症状が改善すると、次に気になるのは身体のバランスの不安定さだという。「ちょっとした動きでバランスを崩しやすい。バランスを取りやすくするため、前屈みになりがちだが、改善してきている」と投稿した。

 このほか、「微小重力環境では、斜めや逆さまどんな姿勢でも問題なかったのに対し、地上の1Gでは、ある程度以上身体を傾けると転ぶこと、その限界を思い出すリハビリをしている」など、帰還後の症状やリハビリについて精力的にXで発信している。

関連古川聡氏のX(旧Twitter)アカウント

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