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ロシアと中国、2035年までに月に原子炉を計画「人間がいなくても自律的に」建設
2024.03.14 07:30
ロシアの国営宇宙企業Roscosmosは中国と協力し、2035年までに月面に無人原子炉を建設する計画を発表した。これは、両国が共同で運営する月面基地の動力源となる。
Roscosmos 最高経営責任者(CEO)Yury Borisov氏はロシア国営のTASS通信に「我々は2033年から2035年にかけてのどこかで、中国とともに月面に発電装置を運搬し、設置するプロジェクトを真剣に検討している」と語っている。
Borisov氏は、月面原子炉の建設作業は「人間がいなくても自律的に行われる可能性が高く、それを成功させるために必要な技術的解決策はほぼ準備できている」と付け加えた。
Reutersの報道によれば、Roscosmosは月面原子炉を建設するため、巨大な原子力ロケットでの貨物の運搬も検討しているという。ロシアと中国による月面原子炉がどのようなサイズや形状になるのかは、今のところ不明だ。
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