古川聡宇宙飛行士、地球に無事帰還--国際宇宙ステーションに200日滞在

ニュース

古川聡宇宙飛行士、地球に無事帰還–国際宇宙ステーションに200日滞在

2024.03.12 21:50

UchuBizスタッフ

facebook X(旧Twitter) line

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月12日、国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在を終えた古川聡氏を含めた4人の宇宙飛行士が無事帰還したことを発表した。「Crew-7」のすべてのミッションが終了した。

 4人を乗せた「Crew Dragon」有人宇宙船「Endurance」号は、日本時間3月12日午後6時47分(米東部時間3月12日午前5時47分)頃にメキシコ湾、米フロリダ州ペンサコーラ沖に着水した。

 Endurance号で帰還したのは、ISS第70次長期滞在クルー。コマンダー(船長)を務めた、米航空宇宙局(NASA)所属のJasmin Moghbeli氏、パイロット(操縦士)を務めた、欧州宇宙機関(ESA)所属のAndreas Mogensen氏、古川氏と同じくミッションスペシャリストでロシアのRoscosmosに所属するKonstantin Borisov氏。

 Crew-7の飛行時間は199日2時間20分、ISS滞在時間は197日2時間4分。古川氏の通算宇宙滞在時間は、日本人宇宙飛行士で2番目となる366日8時間34分、古川氏の通算ISS滞在時間は、やはり日本人宇宙飛行士で2番目となる362日3時間46分。通算宇宙滞在時間の最長は504日18時間35分、通算ISS滞在時間の最長は482日15時間57分。どちらも若田光一氏の記録。

 JAXA理事長 山川宏氏は以下のようにコメントしている。

古川宇宙飛行士は、今回、二度目となったISS長期滞在にあたり、「宇宙でしか見つけられない答えが、あるから。」をミッションテーマとし、自らのバックグラウンドも生かして、再生医療につながるヒト臓器創出の要素技術の開発など地上に成果を還元する多くの宇宙実験を推進して参りました。また、宇宙飛行士の作業時間削減を目指した船内ドローンロボット技術などの実証、民間企業による様々な実験・技術実証の実施、更には、次世代を担う多くの国々の若者が参加した簡易宇宙実験(アジアントライゼロG)、ロボットプログラミング競技会や地上との交信企画など国際宇宙探査、民間利用の拡大、人材育成・教育などにも貢献しました。

帰還後は、ISS 滞在中に得た経験を、来年以降に長期滞在を予定している油井亀美也宇宙飛行士、大西卓哉宇宙飛行士の活動や2名のJAXA宇宙飛行士候補者の訓練にも還元し、更に、ポストISS時代に向けた地球低軌道における活動の更なる発展や国際宇宙探査に向けた技術開発、国際協力の促進に反映してくれることを期待しております。

https://www.jaxa.jp/press/2024/03/20240312-1_j.html
船外に出る古川氏(出典:JAXA、NASA)
船外に出る古川氏(出典:JAXA、NASA)

関連情報
JAXAプレスリリース
古川宇宙飛行士活動レポート
古川宇宙飛行士 ISS長期滞在ミッション特設サイト

Related Articles