NASA、2025年会計年度予算要求で3.7兆円を獲得--前年度から2%増

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NASA、2025年会計年度予算要求で3.7兆円を獲得–前年度から2%増

2024.03.13 07:30

塚本直樹

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 米国時間3月11日に発表された2025年会計年度の連邦予算要求で米航空宇宙局(NASA)に254億ドル(約3.7兆円)が割り振られたことがSpace.comで報じられている

 254億ドルの予算は、2024年会計年度で獲得した249億ドル(約3.7兆円)から2%増額されたものだ。10月1日から始まる2025年会計年度でNASAが254億ドル全額を得られる保証はない。

 2025年予算案では、NASAの月探査計画「Artemis」に76億ドル(約1兆1000億円)が割り当てられている。NASA関係者によれば、この予算があれば、2025年9月に「Artemis II」で有人月周回飛行を実施し、その1年後の「Artemis III」で月の南極付近に宇宙飛行士を着陸させられるという。

 予算案では、2030年頃に国際宇宙ステーション(ISS)を安全に軌道から離脱させるプログラムに1億900万ドル(約160億円)が提供される。地球低軌道(LEO)でのISSの民間後継機の開発にも引き続き資金が提供される。

NASA本部は、NASA初の黒人女性技師であるMary Winston Jackson NASA本部に改称された(出典:NASA)
NASA本部は、NASA初の黒人女性技師であるMary Winston Jackson NASA本部に改称された(出典:NASA)

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