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NASA、衛星燃料補給ミッションを中止–技術などで課題、コストは20億ドル以上
2024.03.09 07:00
米航空宇宙局(NASA)は現地時間3月1日、衛星燃料補給ミッション「On-orbit Servicing, Assembly, and Manufacturing 1(OSAM-1)」の中止を発表した。
OSAM-1は、ロボットアームを使って地球観測衛星「Landsat 7」を把持し、燃料を補給するという計画だ。軌道上でアンテナを組み立てる5mのロボットアーム「Space Infrastructure Dexterous Robot(SPIDER)」を搭載する予定もあった。
NASAによれば、OSAM-1の計画には技術面やコスト、スケジュールに関する課題があるという。NASAの監察総監室(Office of Inspector General:OIG)によれば、同計画のコストは総額20億ドル(約3500億円)以上になると見積もられていた。
「議会への通告プロセスに従い、機密ハードウェアの処分、潜在的なパートナーシップや代替ハードウェアの使用の検討、該当する技術開発のライセンス供与を含め、秩序あるシャットダウンを完了する」と、NASAは述べている。
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