中国、大型再使用ロケットを2025年と2026年に打ち上げ予定--直径が4mと5m

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中国、大型再使用ロケットを2025年と2026年に打ち上げ予定–直径が4mと5m

2024.03.07 07:00

塚本直樹

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 国有企業であり、中国の宇宙開発の中心とも言える中国航天科技集団(CASC)が2025年と2026年に再使用可能な大型ロケットを打ち上げる予定だと中国新聞社が現地時間3月4日に報じている

 CASCによれば、直径が4mと5mの再使用可能なロケットを、それぞれ25年と26年に打ち上げる計画だという。今回の報道では、2つのロケットの詳細は明かされていない。

 CASCは直径5mの新型ロケット「長征10号」(Long March 10:LM-10、Chang Zheng 10:CZ-10)を開発している。2027年の試験飛行が予定されている長征10号のシングルコア版は次世代宇宙船を地球低起動(LEO)に打ち上げるのに利用され、3コア版は宇宙船「夢舟(むしゅう、Mengzhou)」を月周回軌道に打ち上げる。

 直径4mのロケットについては、CASCの研究機関である上海航天技術研究院(SAST)が提案したロケットに相当する可能性がある。同ロケットは最大6.5tの貨物(ペイロード)を太陽同期軌道(SSO)に打ち上げることが可能だ。

民間ロケットベンチャー藍箭航天空間科技(LandSpace Technology)が2025年の打ち上げを予定しているステンレス製の大型再使用ロケット「朱雀3号」の試験風景(出典:Landspace)
民間ロケットベンチャー藍箭航天空間科技(LandSpace Technology)が2025年の打ち上げを予定しているステンレス製の大型再使用ロケット「朱雀3号」の試験風景(出典:Landspace)

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中国新聞社

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