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三井住友海上とJAXA、「宇宙旅行保険事業」で共創–「安心して宇宙に行ける時代」目指す

• #J-SPARC
• #三井住友海上火災保険

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）と三井住友海上火災保険は7月20日、7月から「宇宙旅行保険事業」に関する共創活動を開始したと発表した。「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ（J-SPARC）」の枠組みのもとで進められる。

　さまざまな手段での宇宙旅行が実現、提案されている現在、そのニーズに即した宇宙旅行保険が求められているという。そこで両者は、宇宙旅行の実現を目指す事業者とともに、それぞれのニーズやリスクを踏まえた最適な宇宙旅行保険の開発に関する共創活動を進めていくとしている。

　宇宙旅行時代に適した保険「宇宙旅行保険」を創出することで「SPACE FOR ALL ～誰もが安心して宇宙に行ける時代」を目指す。

　宇宙旅行には、高度約100kmを目指す小旅行や地球を周回する数日の旅行、国際宇宙ステーション（ISS）に滞在する滞在型の旅行など、さまざまな種類を想定している。

　また、宇宙港や有人宇宙機の開発企業、旅行代理店をはじめとする宇宙旅行関連事業に参画する企業と連携して、全ての人が気軽に安心して宇宙に行ける時代に必要なマーケットの拡大を支援するという。

　三井住友海上火災保険では、2015年から宇宙保険担当駐在員を海外拠点に常駐。スパークス･グループが設立した「宇宙フロンティアファンド」に出資するとともに、月面着陸船のリスクを補償する月保険を開発するなど、宇宙分野に積極的に参画していると説明する。

　その知見と経験を生かし、今回の取り組みでは、JAXAから提供を受けた情報や関連企業からのニーズを踏まえ、宇宙旅行に関係するリスクを定量的、定性的に把握し、最適な保険を設計する。