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仏エアバス、賠償金1000億円計上–320億円上乗せ、「楽観的すぎる想定」が原因
2024.02.22 13:30
仏Airbus SEは2023年12月期決算で6億ユーロ(約1000億円)の賠償金を計上したことを明らかにした。
2月15日に発表された決算では、これまでに報告されていた賠償金よりも2億ユーロ(約320億円)高くなっている。最高財務責任者(CFO)を務めるThomas Toepfer氏は「この費用はスケジュールの見直し、コスト見積もりの改善、商業的リスクと機会の再評価によるものだ」と述べている。
最高経営責任者(CEO)を務めるGuillaume Faury氏は、賠償金の詳細には触れなかった。Faury氏は2023年について「波乱万丈だった」とし、賠償金の増額は「楽観的すぎる想定」が原因だったと述べた。
機能を仮想化してソフトウェア的に実装する「ソフトウェア定義」(Software Defined)型の貨物(ペイロード、Software Defined Payload)を搭載した静止軌道通信衛星の「OneSat」も賠償金の請求に含まれる。2022年12月の「Vega-C」ロケットの打ち上げで失われた高解像度画像衛星コンステレーション「Pléiades Neo」シリーズ(子会社Airbus Defence & Space:Airbus DSが開発)を置き換える方法についても、検討を続けているとしている。
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