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米ファイアフライ、間違った軌道に投入した原因は「ソフトウェアにエラー」
2024.02.22 12:45
米Firefly Aerospaceの「Alpha」ロケットが2023年12月に貨物(ペイロード)を誤った軌道に投入した件について、ソフトウェアが原因だったと明かしている。
2023年12月のミッション「Fly the Lightning」では、米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地からAlphaを打ち上げ。Lockheed Martinが製造した電子制御式アンテナのペイロードを予定されていた軌道に投入することはできなかった。
Fireflyはミッションの失敗について、「調査の結果、航法誘導制御(Guidance Navigation and Contro:GNC)ソフトウェアのアルゴリズムにエラーがあり、第2段エンジンの再点火の前に姿勢制御システム(Reaction Control System:RCS)スラスターに必要なパルスコマンドが送信できなかった」と明かしている。
FireflyはFly the Lightningについて、「ミッションパートナーは衛星投入後の迅速なコミッショニングを含め、主要なミッション目標を完了できた」と述べている。同ミッションはFireflyとAlphaにとって、4回目の軌道打ち上げだった。
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Fly the Lightning概要