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巨大ロケット「スターシップ」発射で自然環境への影響を調査–米空軍省
2024.02.20 16:00
Space Exploration Technologies(SpaceX)の巨大ロケット「Starship」を米フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げるため、米宇宙軍を管轄する米空軍省(Department of the Air Force:DAF)が環境影響評価(Environmental Impact Statement:EIS、環境アセスメント)を作成する。
公開されたウェブサイトによれば、ケープカナベラル宇宙軍基地の発射施設「SLC-37」をStarshipの打ち上げ施設にするために調査する。「SLC-50」と呼ばれる新たな発射施設の建設も検討されている。発射施設を建設しないという選択肢も用意されている。
サイト上の情報によれば、EISの草案は12月に公表され、パブリックコメントが募集される。2025年9月には3つの草案のうちのどれを優先代替案とするかを決定し、1カ月後に正式に発表される。
SpaceXは現在、テキサス州南部の「Starbase」にStarshipの発射台を所有している。SpaceXを率いるElon Musk氏は2024年1月、Starbaseに2つ目の発射台を建設する予定だと述べた。SpaceXはフロリダ州のケネディ宇宙センターの第39A発射施設にもStarshipの発射台を建設している。
![ケープカナベラル宇宙軍基地にあるSLC-37はULAの「Delta IV Heavy」の打ち上げに活用されている(出典:United Launch Alliance)](https://uchubiz.com/wp-content/uploads/ULA.jpg)