ロボット外科医、宇宙へ--軌道上の宇宙飛行士に医療処置、地上から遠隔で操作

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ロボット外科医、宇宙へ–軌道上の宇宙飛行士に医療処置、地上から遠隔で操作

2024.01.30 07:30

塚本直樹

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 米Virtual Incisionが開発した手術用ロボット「MIRA」が、米国時間1月30日に国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられる。

 MIRAは重量0.9kgで前腕ほどの長さがあり、保持器とハサミを持つ2本の制御可能な腕を持つ。ロボットは将来、地上の医師とコミュニケーションを取りながら、遠隔で宇宙飛行士に医療処置を施すために開発された。今回ISSに送られるMIRAは、輪ゴムで技術実証する予定だ。

 Virtual Incisionの共同設立者で最高技術責任者(CTO)であるShane Farritor氏は、「我々の実験では(同社本拠地がある)ネブラスカ州リンカーンから装置を制御し、軌道上で模擬組織を解剖する」と語っている。

 MIRAの開発チームによれば、このロボット手術ミッションは宇宙空間だけでなく、地球に住む人々にも恩恵をもたらす可能性があるという。「非常に優れた外科医がさまざまな場所で遠隔手術や遠隔操作で手術の手助けをすることができる」

MIRAは輪ゴムを臓器などに見立てて技術実証する(出典:NASA/Virtual Incision)
MIRAは輪ゴムを臓器などに見立てて技術実証する(出典:NASA/Virtual Incision)

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Space.com

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