ブルーオリジンとスペースX、月に着陸する貨物船の開発に着手--12〜15tを搭載

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ブルーオリジンとスペースX、月に着陸する貨物船の開発に着手–12〜15tを搭載

2024.01.23 16:30

塚本直樹

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 Blue OriginとSpace Exploration Technologies(SpaceX)が、有人月着陸船の貨物版の開発に着手したことが、米航空宇宙局(NASA)の会見で明かされた。

 Blue OriginとSpaceXはNASAの契約で有人着陸システム(Human Landing System:HLS)を開発している。今回の貨物版の開発はHLSのオプションであり、月面に大量の貨物を運べる着陸機をするのが目的だ。

 「これらの大型貨物着陸船は、ペイロード(積み荷)のインターフェースと展開メカニズムを調整することで、有人着陸システムと高い共通性を持つことを期待している」とNASAは語っている。「技術要件には12〜15tを月面に運搬することも含まれている」

 これらの着陸船に積み込むペイロードはまだ決定されていないと、NASAは付け加えている。貨物版着陸船が最も早く使用されるのは、2030年代初頭に予定されている「Artemis VII」になると予測されている。

Blue Originは「Artemis V」に使用予定の有人月着陸船「Blue Moon」の開発を主導している(出典:Blue Origin)
Blue Originは「Artemis V」に使用予定の有人月着陸船「Blue Moon」の開発を主導している(出典:Blue Origin)

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