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自律走行トラクターに衛星通信–スペースX、頑丈なスターリンク端末を開発へ
2024.01.19 08:00
「John Deere」ブランドで農業機械を製造、販売しているDeere & Companyは米国時間1月16日、トラクターへの衛星通信機能についてSpace Exploration Technologies(SpaceX)と提携すると発表した。
John Deereの自律運転トラクターは、畑のような管理されたエリア内での自律走行が可能だ。しかし、遠方の農家がアプリで車両を始動、停止させ、作業を監視し、トラクターの問題を解決するためには、リアルタイムの接続性が必要となる。
John Deereの衛星通信サービスでは互換性のあるトラクターに、堅牢性を高めた「Starlink」通信端末と4G LTE JDLinkモデムを取り付ける。Starlinkに対応した農業向けの通信サービスは2024年後半に米国とブラジルで開始される予定だ。
John Deereのシニアプロダクトマネージャーを務めるMichael Kool氏は「この端末によって携帯電話圏外にあるトラクターが、地上ネットワークが利用できるJohn Deere車両と同レベルの自律性で動作できる」と述べた。
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