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日本の「SLIM」、楕円軌道投入に成功–1月20日未明に月着陸へ
2024.01.18 16:01
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月18日、小型月着陸実証機(Smart Lander for Investigating Moon:SLIM)が高度600km×150kmの楕円軌道に予定通りに投入されたと発表した。
日本時間1月17日午後10時18分に近月点降下マヌーバ#1(PDM1)を正常に完了させた。
SLIMは現時点で当初の予定通りで飛行している。今後の予定は、1月19日午後10時30分頃に着陸シーケンスに入るかどうかを判断、午後11時頃に近月点降下マヌーバ#2(PDM2)を実施、1月20日午前0時以降に動力降下シーケンスに入るかどうか判断する。
SLIMは、X線分光撮像衛星(X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission:XRISM)とともに「H-IIA」ロケット47号機に搭載され、鹿児島県の種子島宇宙センターから2023年9月7日に打ち上げられた。