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米宇宙軍、MR訓練システム開発でマイクロソフトと契約–軌道上の物体をリアルタイムで表示
2024.01.10 15:01
米Microsoftは、米宇宙軍(United States Space Force:USSF)向けの複合現実(MR)対応シミュレーション・訓練システム「Integrated, Immersive, Intelligent Environment(I3E)」について、米宇宙システム軍団(Space Systems Command:SSC)とのあいだで開発契約を結んだ。
I3Eは、MicrosoftのMRソフトウェアとMRヘッドセット「HoloLens 2」、クラウドコンピューティングなどを組み合わせ、地球の周回軌道上にある物体をリアルタイムで表示するシステム。宇宙環境をリアルに再現し、USSF隊員の訓練や作戦シミュレーションに活用するためのものだ。
I3Eの中核システムはカリフォルニア州ロサンゼルスにあるUSSF施設内に設置するが、「Azure Virtual Desktop」を利用して世界中どこからでも利用可能としている。
契約金額は1980万ドル(約28億6763万円)。契約期間は2023年12月1日からの1年間で、3年間追加される可能性がある。