NASA、大気汚染観測衛星「TEMPO」の長期運用狙う--大気汚染の分布を観測

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NASA、大気汚染観測衛星「TEMPO」の長期運用狙う–大気汚染の分布を観測

2023.12.18 11:00

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の関係者は、大気汚染観測衛星「Tropospheric Emissions: Monitoring of POllution」(TEMPO)の運用期間の延長を計画していることがSpaceNewsにより報じられている。

 TEMPOは2023年4月に打ち上げられた衛星で、静止軌道から全米の大気汚染の分布を観測する。検知可能なのは窒素酸化物、オゾン、ホルムアルデヒドなので、大気汚染レベルの変化だけでなく、汚染物質がどこに移動するのかのデータも提供される

 NASAで対流圏組成プログラムマネージャーをつとめるBarry Lefer氏は「可能であれば、TEMPOを10年は持たせたい」と語っている。TEMPOは最低20カ月の運用が予定されているが、TEMPOを搭載するIntelsatのホスト衛星は10~15年の軌道維持が可能だ。

 TEMPOは静止軌道で1日10回〜12回観測している。TEMPOの改良版となる米海洋大気庁(NOAA)の「Atmospheric Composition Instrument(ACI)」は、2030年代半ばに米国中央上空の静止延衛星として打ち上げられる予定だ。

(出典:NASA)

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