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宇宙ゴミの衝突を地上から検出できる可能性–米ミシガン大発表

2023.12.12 07:00

塚本直樹

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 宇宙ゴミ(スペースデブリ)の衝突が発する信号が地上から検出可能だとする研究を米ミシガン大学が発表した。

 欧州宇宙機関(ESA)によれば、2023年12月6日の時点で10cm以上のデブリは約3万5110個が追跡されている。デブリは古い衛星や使用済みのロケット、軌道上での衝突や爆発で生まれた破片などが元となっている。より小さなデブリは、さらに大量に存在すると考えられている

 ミシガン大学の研究者によれば、軌道上の物体が高速で衝突することで、電波望遠鏡で発見できる電気バーストが発生するという。この信号は短命かつ弱いが、改良を加えることで、最終的には1mmほどの小さなデブリの衝突が検出できる可能性が指摘されている。

 研究チームはコンピューターシミュレーションと、米航空宇宙局(NASA)の深宇宙通信情報網「Deep Space Network(DSN)」で測定された実際の信号を比較する予定だ。研究者はこの信号からデブリの破片の位置だけでなく、形状や状態も推測できるのではないかと期待している。

(出典:NASA)

関連リンク
University of Michiganプレスリリース
Space.com

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