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宇宙飛行士候補者、205人が第0次選抜合格–書類選抜は2266人、7月から第1次選抜
2022.06.28 13:05
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月28日、宇宙飛行士候補者の第0次選抜の合格者数は205人と発表した。書類選抜の合格者は2266人だった。第0次選抜合格者の内訳は男性が188人(91.7%)、女性が17人(8.3%)。
第0次選抜は、英語試験のほかに一般教養試験や“STEM”分野の試験、小論文、適性検査、エントリーシートの審査で構成される。英語試験合格者の内訳は男性が1113人(79.1%)、女性が292人(20.8%)、ほかを選択したのが2人(0.1%)となっている。
第0次選抜合格者 | 書類選抜合格者 | 応募者 | |
---|---|---|---|
総数 | 205 | 2266 | 4127 |
20代以下 | 61(29.8%) | 483(21.3%) | 811(19.7%) |
30代 | 107(52.2%) | 1084(47.8%) | 1850(44.8%) |
40代 | 31(15.1%) | 513(22.6%) | 973(23.6%) |
50代 | 6(2.9%) | 163(7.2%) | 424(10.3%) |
60代以上 | 0(0.0%) | 23(1.0%) | 69(1.7%) |
第0次選抜での一般教養試験は大学の教養課程に相当、STEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)分野の試験は、国家公務採用総合職試験(大学卒業程度)に相当していると説明。エントリシートは、志望動機や自分が目指す宇宙飛行士像、業務経験などが審査される。
今後の第1次選抜は、一次医学検査や医学特性検査、プレゼンテーション試験、資質特性検査、運用技量試験で構成、7月18日~8月9日を予定している。
10月下旬~11月上旬を予定してる第2次選抜は二次医学検査や医学特性検査のほかに英語や資質特性、プレゼンテーションを見る面接試験が予定されている。
宇宙飛行士候補者は国際宇宙ステーション(ISS)や日本実験棟「きぼう」、月周回有人拠点「ゲートウェイ」や月面での活動を想定している。