国際宇宙ステーションで行方不明だったミニトマト、8カ月ぶりに見つかる

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国際宇宙ステーションで行方不明だったミニトマト、8カ月ぶりに見つかる

2023.12.07 15:44

塚本直樹

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 国際宇宙ステーション(ISS)で8カ月間行方不明だったミニトマトが発見されたことがISSの25周年を祝うイベントで明かされたとSpace.comが報じている

 ISSではミニトマトを栽培するプロジェクト「Veg-05」が進められており、2023年3月に収穫された。ミニトマトは宇宙飛行士に配られたが、Frank Rubio氏が受け取ったトマトはどういうわけか、紛失していた。

 現在ISSに滞在中の宇宙飛行士Jasmin Moghbeli氏によれば、すでに地球に帰還していたRubio氏は、トマトを食べたという無実の罪で長い間責められていたという。Rubio氏は「トマトを探すのに何時間もかかった」とジョークを飛ばしていた。

 ISSは、米国では一般的なベッドルームが6つある戸建て住宅よりも大きく、微小重力下ではモノが簡単に浮いてしまう。NASAの手順によれば、通気口もチェックすることになっているが、25年間の運用で荷物が満載のISSでは、小さなミニトマトは見逃されてしまっていた。

右がトマトを食べたという無実の罪で長い間責められていたFrank Rubio宇宙飛行士(出典:NASA)
右がトマトを食べたという無実の罪で長い間責められていたFrank Rubio宇宙飛行士(出典:NASA)

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Space.com

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