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宇宙旅行では「救助サービスが必要」–米シンクタンク提言

2023.12.07 08:00

塚本直樹

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 シンクタンクの米RANDは2023年11月の報告書で、宇宙での救助サービスの必要性を訴えている。

 「Select Space Concepts for the New Space Era」と題された報告書では、宇宙探査に関する既存の国連条約との整合性、責任の所在、資金の提供に関する提案が述べられている。資金と十分な権限があれば、地球低軌道や月面にいる宇宙飛行士、宇宙観光客を助けるために宇宙救急隊を配備できるとしている。

 報告書の著者であるJan Osburg氏は「宇宙飛行士が多ければ多いほど、問題が起こる可能性は高くなる」と述べている。米航空宇宙局(NASA)の安全・ミッション保証担当(Safety and Mission Assurance:S&MA)のNigel Packham氏によれば、これまで宇宙でのミッション中に死亡した飛行士は21人だった。

 Osburg氏によれば、宇宙での救助サービスの実現は10年以上先のことになるという。将来の協定がどのように実施されるにせよ、宇宙旅行者を含め、すべての関係者がリスクについてのインフォームドコンセント(説明と同意)を受けなければならないと付け加えた。

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RAND
Space.com

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