NASA、小型衛星を相乗りさせる「ライドシェア」で新ポリシーを策定中

ニュース

NASA、小型衛星を相乗りさせる「ライドシェア」で新ポリシーを策定中

2023.12.06 08:00

塚本直樹

facebook X(旧Twitter) line

 米航空宇宙局(NASA)が科学ミッションのための最新のライドシェア(小型衛星など複数の積載物をロケットに相乗りさせる)ポリシーを策定していることを、海外ニュースサイトのSpaceNewsが報じている

 NASAは2018年、科学ミッションの打ち上げでロケットの余った容量を小型衛星の運搬に使うと発表していた。2020年には、そのような機会を調整するためのライドシェアオフィスも設立されていた。

 NASA 科学ミッション本部 ライドシェアオフィスの責任者であるAly Mendoza-Hill氏は、更新したライドシェアポリシーは2024年にリリースされると発言。この更新には、NASAの「Artemis」や他の政府機関からの打ち上げなど、他のライドシェアの機会も含まれる。

 NASAの科学ミッションは、たとえ小型衛星ミッションであったとしても、独自の要件があるため、適切なライドシェアの機会を見つけるのが難しい。

 「小規模なミッションに同乗するライドシェアを利用するためには、ミッション保証にもう少しお金をかけなければならないかもしれない。無料ではないが、それでも打ち上げを見つけるコストに見合う価値はある」とMendoza-Hill氏は述べている。

(出典:NASA/Johns Hopkins APL/Princeton University/Steve Gribben)
(出典:NASA/Johns Hopkins APL/Princeton University/Steve Gribben)

関連リンク
SpaceNews

Related Articles