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【写真】東京・日本橋で「NIHONBASHI SPACE WEEK 2023」開幕–アジア最大級の宇宙ビジネスイベント
2023.11.27 15:15
「国内外の宇宙プレイヤーが一堂に集結する」という宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2023」が本日(11月27日)東京・日本橋で開幕した。12月1日までの5日間にわたり開催予定で、54の企業と団体が参加予定。並行して複数の宇宙イベントも日本橋で催される。
三井不動産とクロスユーが主催する同イベントの開催は、2021年と2022年に続き3回目。2022年の延べ参加人数は約7000人で、アジア最大級の宇宙ビジネスイベントとしている。
主な出展企業には、国によるスタートアップ支援制度「中小企業イノベーション創出推進事業」(Small Business Innovation Research:SBIR)に選定された、以下のベンチャー企業8社がある。
- ispace:月面着陸船(ランダー)の開発
- インターステラテクノロジズ:ロケットの開発
- 将来宇宙輸送システム:ロケットの開発
- アストロスケール:スペースデブリ(宇宙ゴミ)対策技術の開発
- Pale Blue:小型衛星向け推進機の開発
- アークエッジ・スペース:超小型衛星の開発
- QPS研究所:小型SAR衛星の開発
- Synspective:小型SAR衛星の開発
オープニングイベントに登壇した一般社団法人クロスユー理事長の中須賀真一氏は、政府が6月に策定した新たな宇宙基本計画に触れ「『ベンチャーを中心として宇宙の活動を盛り上げ、新しい産業につなげていこう』という政府の施策が大きく展開されている」とコメント。また、宇宙産業はイネーブラーであり、非宇宙企業の宇宙ビジネス参入が重要と述べた。
宇宙エヴァンジェリストの青木英剛氏は「2040年までに宇宙産業の市場規模が150兆円に達する」との予測について「低く見積もった予測」と指摘。それ以上の成長が期待できる可能性があるとした。また、宇宙産業はIT産業に似ているとし、市場の成長は「いかに宇宙を使うかにかかっている」ともコメントした。
並行イベントの1つである「HELLO SPACE WORK! NIHONBASHI 2023」では、12月7日まで「映画『僕が宇宙に行った理由』特別展」が開催される。同イベントでは、前澤友作氏が搭乗した宇宙船「Soyuz」(ソユーズ)帰還モジュールの実機が日本で初めて展示されている。
各社がブース出展
展示会場には、インターステラテクノロジズやispace、アストロスケール、QPS研究所など日本の宇宙ベンチャーが出展している。衛星のモックアップやロケットの部品なども展示されており、見どころの多い展示となっている。
このほかにも多くの企業や団体がブースを出展している。