中国次期貨物船「天舟7号」、2024年初頭打ち上げへスタンバイ

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中国次期貨物船「天舟7号」、2024年初頭打ち上げへスタンバイ

2023.11.24 17:16

塚本直樹

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 中国の次期貨物船「天舟7号」(Tianzhou-7)が2024年初頭の打ち上げに向け、文昌衛星発射場にある射場へと到達した。

 中国の宇宙ステーション(Chinese Space Station:CSS)「天宮」(Tiangong)は2021年から運用が開始。コアモジュールの「天和」(Tianhe)と2つの実験モジュール「問天」(Wentian)「夢天」(Mengtian)が合体した構造となっている。2023年5月には天宮への物資を搭載した「天舟6号」(Tianzhou-6)が打ち上げられた

 天舟7号は最大14トンの物資を天宮に運べるという。打ち上げには「長征7号」(Long March 7:LM-7)ロケットが使用され、有人宇宙船「神舟17号」(Shenzhou-17)で天宮に向かった宇宙飛行士のための物資や船外活動用スーツ、保守修理用の予備部品、燃料などを輸送する。

 中国は2024年に2回の貨物船のミッションを予定しており、天舟7号の約8カ月後には「天舟8号」(Tianzhou-8)が打ち上げられる。2024年には、宇宙飛行士を輸送する「神舟18号」(Shenzhou-18)、「神舟19号」(Shenzhou-19)も打ち上げられる。

(出典:CMSE)
(出典:CMSE)

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